三浦翔平とちっさいライフル

ドロキュン、というらしい。

確かにドロッとはしているが、全くキュンしないのだが。

私の場合、ビクッとして、フフッだな。

ビクフフなんて一体なんのことやらだし、興味もわかないだろう。

ただいま、絶賛放映中、ドラマ「奪い、愛」である。

 

何にビクッとするのか。

たいていは水野美紀である。

浮気現場を押さえるために、自宅のタンス(?)から飛び出したのは、

なかなかのシーンだった。

 

フフッというのは、鼻で笑っちゃうようなことで、

役者たちはくそまじめに演技しているんだけど、滑稽で滑稽で。

一番笑ったのは、三浦翔平が射的するシーンなのだが、

ここを笑った人は一体どれだけいるんだろう。

倉科カナと三浦翔平が温泉旅行に行く回はけっこう面白ポイントが満載だった。

貸切露天風呂でお互いの好きなところを叫びあったり、

三浦翔平の母親役の榊原郁恵が同じ旅館に宿泊しているのだが、

夜食とかいっておにぎりを持ってきたり。

その中でも射的が最高だった。

射的で使う小さいライフル銃。

三浦翔平はあれの正しい使い方を知っているのだろうか。

ドラマの演出で仕方なくあんな使い方をしたのか。甚だ疑問である。

 

射的はその銃を片手でもち、カウンターにもう一方の手をついて

身を乗り出し、できるだけ腕を伸ばして的に銃を近づけて打つものだ。

銃が的に近づくから的を狙いやすい。

しかし、三浦翔平はそんな遊びはしなかったのだ。

小さな射的のライフル銃をさも本物のライフル銃のごとく両手で構えるのだ。

格好はまあそれなりなんだけど、

なにせ銃がちっちゃい。ちいちゃいのだ。

でもって的を狙う目は嫉妬やら怒りに満ち満ちている。

倉科カナの元彼である大谷亮平の顔が的にダブル。

目を目一杯見開いて、狙いを定める。

でも、ちっちゃいライフル銃。おもちゃのちいちゃい、ちいちゃい銃。

おもろすぎんだろ!

三浦翔平は見事に的を撃ち抜き、倉科カナも大喜び、

「かっこいい」とかなんとか言ったとか言わなかったとか。

 

「奪い、愛」、今後も違った意味で目が離せない。